開催に向けてのご挨拶
PETサマーセミナー2026について
2026年のPETサマーセミナーは長崎で開催させて頂くことになりました。今回は、工藤崇(長崎大学 原爆後障害医療研究所 アイソトープ診断治療学分野)と東家亮(長崎大学 医歯薬学総合研究科 放射線診断治療学研究分野)の共同大会長で開催いたします。
大会テーマを考えるにあたり、PETの歴史を振り返りました。PETは陽電子崩壊核種を扱える”best“の物理・薬学者と同時計数理論を現実化することの出来る”best”の工学者の努力の結集です。”best”の生理学・核医学研究者の手によって医学応用が開始され、さらにCT形態画像との融合、FDGの利用を通して、臨床の世界に爆発的に普及しました。今後も治療と診断の”best”の融合であるTheranosticsなどの発展が期待されています。このようにPETは医学以外の領域の”best”を取り込み・融合しながら発展してきました。そこで、大会テーマを”The best of both worlds“としました。”The best of both worlds“には和訳の「いいとこ取り」よりも積極的な「最良を取り込んでより高い最良を目指す」意味が込められています。
長崎は和・洋・中華の文化の“best”を取り込んで独自の文化を築いてきた地です。皆さまが長崎にお越しになるのを楽しみにしております。
